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第1回技術書同人誌博覧会で頒布したWebサーバアーキテクチャに関する同人誌です。 関連記事: ・https://woshidan.hatenablog.com/entry/2019/07/31/150455 ・https://woshidan.hatenablog.com/entry/2019/07/31/141455 どんな本だったかというと、 ・ Linuxの仕組みを交えつつ、Webサーバアーキテクチャの「いかにたくさんのHTTPリクエストを受け付けるか」あたりの入門を丁寧にやっていく1章 ・ Webサーバから転送されるリクエスト(のデータ)を処理するWebアプリケーションのプロセスをどう用意するか、いわゆるアプリケーションサーバやリバースプロキシのお話をCGIからやる2章 ・ CGIは実は仕様でもあり、RackやPSGIといったWebサーバとWebアプリケーションがやりとりするときの仕様の先代のような立ち位置でもありました。 ・というわけでPSGIとCGIを題材にあげ、いまのWebサーバとWebアプリケーションの間の中間層がどうしていまのような感じになっているのかを追いかける3章 という構成で、Webサーバがリクエストを受け付けてから、アプリケーションがレスポンスを生成するコードを呼び出すまでの感触がなんとなくつかめる感じになっています。
どんな人にオススメなのか
想定している対象読者はこういう方々です。 - RailsやLaravelの入門を済ませて次はWebサーバの仕組みについて勉強してみたいな、と思っている方 - RackやPSGIに興味があるんだけど、抽象的であまりぴんとこないな、という方 - fastCGIや最近のアプリケーションサーバはCGIと何が違うの? という方 - nginxとUnicornでRailsを動かしているけど、どうしてnginxやUnicornが必要なのかはっきりしないかも、という方 もうしわけありませんが、今回はCGIの気持ちになることはたぶんできません。もしかしたらUnicornの気持ちが少しだけわかるかもしれません。
どういう作りの本なのか
本書はオタクの趣味の同人誌ということもあって、以下のような方法で構成されており、肩の力を抜いてお楽しみいただけるようになっています。 ・ 基本1トピック1ページ前後の短くやわらかめな文章 ・ 「人気サイトではたくさんのアクセスあるからリクエストたくさん捌きたいよね」といった前提知識があまりいらないところから始まる各章の構成 ・ 「これから読むトピックの主題はここですよ」と一文で伝え、読む前にはガヤやガイドの、読んだ後にはリマインダの役割を果たす印象的な見出し ・ 徹底的に参考文献を明記しながら説明を進め、ニュアンスを伝えるためとはいえ私見が強い部分ではその旨を明示 ・ このせいで脚注がうるさくなっていますが、気になる方はepub版だと脚注が全部後ろに行ってるので安心です